モラハラは治る
「モラハラ加害者は治りません」
インターネット上にはこのような記事ばかりだと思います。
確かにモラハラは加害者が「自分は悪くない」と自分自身の問題を見ようとしない・自分を改善しようとしないゆえに、加害行動に繋がってしまうという大きな特徴がありますから「ほとんどのモラハラ加害者は自覚が出来ないので治りません」という意味で言われていると思います。
しかし、「自分はモラハラ加害者かも」と自覚をすることが出来て
自分自身「変わりたい・改善したい・治したい」と強く思える方は
モラハラは治ります。
実際にたくさんの加害者の方にカウンセリングに来ていただいていて、
怒ったりイライラしたり不機嫌になったり相手を攻撃する加害行為がなくなるのはもちろん、
周囲にも自分自身にも思いやりや優しい気持ちを向けられるようになったり、
相手を叩き潰すコミュニケーション方法ではなく信頼関係を築くことが出来るコミュニケーション方法を習得したり、
皆さん最初のカウンセリングにいらっしゃったときと比べ物にならないくらい変わられています。
もちろん今まで何十年間もしてきた捉え方や考え方や言動を変えていくのはとても大変なことです。
でも人間の脳は可塑性がありますから、変わろうと努力すれば少しずつですが確実に変化していきます。
モラハラ加害をやめるには膨大な知識と、適切なトレーニング、そして継続することが何より大切で、長期間あなたを否定せず一緒に並走してくれる人間が必要です。
私のカウンセリングでは、加害者思考を抜け出し、健全な人間関係が築けるように最短で効果的なご提案をさせていただきます。
加害者回復カウンセリングでは何をするのか？
メンタルケア
加害者の方が治そうとカウンセリングにいらっしゃる時は、大抵の場合、配偶者の方から別れを切り出されていたり、離婚したあとだったり、大変な状況の場合が多いです。
そして自分が加害者と自覚を持たれたということは、自分の問題点と向き合う覚悟を持たれたからだと思います。
しかし加害者の方は自分の問題点を直視したくなくて、今まで加害行動をしてしまっていたという背景があると思います。
大変な状況＋自分の悪いところを直視しなければいけないのは、精神的ダメージが凄くボロボロの状態だと思います。
そして加害者の方は、自分の心がとても傷ついているからこそ、他人に加害してしまっているという事実があります。
心が健康で満たされている人は他人に加害しませんからね。
ですので加害者の方のメンタルケアはとても大切です。
「被害者の方にこんな酷いことをしてきたんですか？反省してください！」
などとお説教したりは絶対にしませんので、安心してカウンセリングにいらっしゃって下さい。
（それはしてはいけない事ですよと事実をお伝えすることはあります）
加害者の方には【受け入れられる】【否定されない】【安全な環境】が必要です。
知識を付ける
加害者の方は「何をしたら加害になるのか」を理解されていない方が多いです。
してはいけないことだと知らないと、やってしまっても「しまった！やってしまった」と後悔の念が生まれず改善につながりません。
ですから「何をしたら加害なのか」の線引きをしっかり学んでいただきます。
そしてどうして自分が加害行動をとってしまうのか「加害の仕組み」や「モラハラの起こり方」なども学んでいただき、現在の自分の中で何が起きているのか知っていただきます。
自分の土台をしっかりさせる
まず前提として自分がしっかりしていないと人に優しくできません。
加害者の方は自分の土台がしっかりしていないため、他人に加害をしてしまっています。
ですから「他人に優しくしたい、怒らなくなりたい」と思っているのなら、自分の土台をしっかりさせましょう。
人間は自分が持っている物しか他人にあげられません、まずは自分からです。
自分の土台をしっかりさせるにはどうしたらいいかというと【自分自身を大切に扱ってあげる】ことです。
加害者の方は今まで「相手に自分を大切にして欲しい」と求めていたと思います。
それを他人に求めるのではなく自分自身で出来るようにします。
セルフケアをする・セルフネグレクトをやめる・自分の感情の扱い方を学ぶ（加害者の方は特に怒り）・メタ認知を習得する などを日々継続して行っていただきます。
自分の土台をしっかりさせることは自分軸の構築に繋がり、依存（他人軸）やモラハラ問題から抜け出すことが出来ます。
捉え方や思考を変えていく
加害者の方は自分や相手を不幸にしたり窮屈にする思考をたくさん持っています。
自分や相手を苦しめている思考回路は捨てて、新しい建設的な思考回路に置き換えた方がみんな幸せですよね？
しかし人間はそのような思考回路は無意識の中に隠れてしまっているので、自分で見つけることは大変です。
（自分だとそれが普通と思っているので見つけることが難しい面もあります）
その自分や周囲を不幸にしている考え方をあぶりだし、見つけたら点検し、改善していきます。
あと加害者の方は捉え方も良くない傾向があるので（小さいことで馬鹿にされた、全否定されたと思いがち）
視野を広く持てる捉え方の改善トレーニングも行っていきます。
コミュニケーション方法を学ぶ
加害者の方は【上下関係】【支配関係】【相手を叩き潰して自分が満足する】コミュニケーション方法をとっています。
これらを続けていると確実に最後には孤独になってしまいます。
これらを【対等な関係】【相手と仲良くする】コミュニケーション方法を学び変えていく必要があります。
実際に日常生活で起こったことを例にしてシミュレーションして練習していきます。
自己理解を深める
モラハラ加害の根本解決には「自分がなぜこのような考え方を身につけてしまったのか？」と考えて、
自分を理解していく過程がとても重要になります。
加害者の方は心に傷があるから防衛反応で攻撃してしまう方が多いです。
どのような出来事が原因でその心の傷を抱えてしまったのか。
その心の傷をこれからどう埋めていけばいいのか。
一緒に考えて実践していきましょう。
阪元 未すずプロフィール
阪元 未すず 40歳 女性 カウンセリング歴5年
【専門分野】モラハラ・DV・パーソナリティ障害・夫婦問題・毒親問題・共依存・恋愛依存・アダルトチルドレン 等
【保有資格】日本学術会議協力学術研究団体 メンタルケア学術学会認定 メンタルケア心理士
【趣味】読書（年間読書50冊以上・主に心理学や脳科学）、筋トレ、美容、オカメインコ
加害者回復は新しい視点が大切ですから、独学では大変難しいと思います。
是非、一緒に頑張りましょう。
相性もあると思いますし、一度カウンセリングを受けに来てください。
お待ちしております。
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